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[部分編集] 【金元 寿子(かねもと ひさこ)】 プロフィール リンク 関連グッズ ▼レビュー +... ・ 【金元 寿子さんの出演作品】 AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜 ぎんぎつね とある科学の超電磁砲 ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER) ストライク・ザ・ブラッド フォトカノ 世界でいちばん強くなりたい! 東京レイヴンズ 翠星のガルガンティア
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名称 罠難易度 ドロップモンスター 魔竜の牙杖 398 ブロンズドラゴン 火竜の牙杖 398 ラージドラゴン 火竜の秘石 303 王家の長剣 408 ドラゴンプリンス トリプルソード 558 ★女神の剣 313 王家の鎧 - ドラゴニアン王 ★神秘の剣 - 竜人王の槍 558 ドラゴンオーブ - 奇跡のコイン 480 ミラクルラビット ★うさぎのしっぽ -
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天地を真っ直ぐに貫く大樹。 頂上にそびえ立つはユミル国、そしてケツァル王国の忘れ形見。 その名はバルハラ。かつての王宮。 Chapter14「バルハラ再興」 ウィルオンはラルガ、タネはかせ、タネリミと共にバルハラ遺跡にいた。 かつての王宮はところどころが破壊されており、塔は先端がまるで鋭利な何かにスッパリと切断されてしまったかのような有様だ。 礼拝堂と思われる塔の内部をウィルオンは見上げる。天井はかなり高く絵画が描かれているようだが、劣化がひどくもとは何が描かれていたのかはもうわからない。天井は崩れ落ちていて、いくつもの梁が剥き出しになっている。 「すっげぇボロボロ。これが本当に王宮なのかよ」 「メーディの襲撃を受けたのです。あのときウェイヴが助けてくれなければ、さらにひどいことになっていたかもしれません」 「メーディ…ね。もう何度かその名前を聞いてるけど、何者なんだよ?」 「わかりません。またここを襲った理由も不明です」 初代ケツァル王とメーディに面識はない。また因縁や共通点も何もない。 そもそもそれがどこから現れたのか、どうやって侵入したのかも謎のままだ。そう、まるで突然湧いて出たかのようにそれは出現したのだった。だが、それも今は昔の話。失われた過去の真実は誰にもわからない。 礼拝堂を出て回廊から外を眺める。 眼下には整然と立ち並ぶ古びた建物……おそらく城下街だったものが見える。 「あれもケツァル王国の一部だったのか?」 「いえ、あれはユミル国の遺跡でしょう。ケツァル王国当時からすでに廃墟でしたから。ケツァル王国はこの王宮と、シレスティアルの一部が領地のすべてでした。あの当時、まだ国もできたばかりで規模はそこまで大きくありませんでしたからね」 大樹の頂上付近には枝と枝の間に土を固めて張り巡らせた小高い丘が形作られている。 王宮はその丘のちょうど天辺にあり、その王宮を中心に放射状に街並みが広がっている。 同様に中央から放射状に伸びる大樹の枝が街並みの間を縫って伸びている。建物の配置を見る限り、道として使われていたのだろうと覗える。 さらに張り巡らされた土の層は下方の枝と枝の間にも存在し、そこには比較的損壊の少ない建物が遺されている。どうやらユミルの城下街は多層的に構成されていたらしい。 街を下層へと降りて行くと、この大樹の頂上と地上を繋ぐ巨大な蔦の頭が見えてきた。 蔦は蛇がとぐろを巻くように大樹に巻きついている。 かつては蔦がそのまま下の大樹の大陸まで続いていたが、先の戦争の影響なのか地殻変動のせいなのか、現在では大樹の大陸はフィーティン大陸、ビゲスト大陸などの複数の大陸に分かれてしまっていて、今は大樹や蔦が海から直に生えているように見える。 大樹が海面に接する見た目上の根元には現在では神殿が建てられており、そこに船が集まるようになっている。 そこから蔦を登ってくることで空を飛ぶ力がない者も空へとやってくることができる。徒歩三日程度で頂上に到達することができ、そこに至るまでの大樹の洞や途中の枝には宿場などが設けられている。 さらに登っていくと大樹の周りを囲んでいる冠雲を突き抜けるように蔦は伸びている。 ここからさらに登ればバルハラの街下層部へ、冠雲から三方に架かる虹の橋を渡ればそれぞれルーン、ヘイムダル、シレスティアルの三国がある島雲へと辿り着く。これら三国は今では独立しているが、かつてはユミル国の都市であった。 第3世界の数少ない生き残りであるラルガは、幼い頃にそのユミル国の姿を実際に見たことがあった。 冠雲から架かる今となっては色あせてしまった虹の橋を眺めながら、ラルガは当時の三都市の様子を思い出していた。 「ユミル国の命によってルーンは魔法を研究し、ヘイムダルはユミルへ来る船を監視、シレスティアルでは錬金術を用いた研究や治療などが行われていたそうです。船はもう失われてしまったようですけどね」 「大丈夫、私の発明したアットロー号があるのだ。まだ完全には失われていないのだ。そのうち私が復活させる予定だからね」 「私が知っている船はこんな粗末なものではなかったが……。まぁ、そんなものはどうでもよろしい」 ラルガが話を続ける。 三国の独立以後にルーン国はシガムを首都とし、戦争によって失われてしまったかつての強力な魔法を蘇らせるための研究に力を入れるようになった。 ヘイムダルは鎖国状態になってしまっており詳しい状況は知られていないが、かつての監視塔および監視隊の名前をとって首都をギャラルホルンとしたらしい。 「そしてシレスティアル。ここはケツァル王国当時に関係が深かった場所です。おそらく今でもここに天竜や王国の兵士たちの駐屯地は残されているはず。彼らの協力を得られれば国の再興もなんとかなるでしょう」 「おそらく? はず? 自分の国のことなのにずいぶんと曖昧なんだな」 「私は王宮で参謀を務めていましたから。元帥でもあったヴァイルや、天竜たちのほうがシレスティアルのことは詳しいでしょうね」 シレスティアルにはミーミルの泉というものがある。 この泉の水には癒しの力があり、シレスティアルの錬金術と併せて治療に役立てられていた。 ケツァル王国の兵士たちは、拠点をこの近くに置くことで戦いの傷をすぐに癒すことができたのだという。 「……だが、そんなことを俺に説明してどうするつもりだよ」 ウィルオンが気に食わない様子で言った。 「俺はまだ3代目をやるって決めたわけじゃないぞ。それに今までケツァル王国なんて全然知らなかったんだ。おまえが勝手にやればいいだろ」 「いいえ、ウィルオン様。よろしいですか。ケツァル王家の血というものは……」 「もういい、それは何度も聞いた! あと様はやめろ、気持ち悪いからウィルオンでいい」 「了解しました、ウィルオン様。努力はしてみましょう」 「さっそく努力する気ねえよな!」 そんなウィルオンを見てラルガはにっこりと笑みを浮かべてみせると、真剣な面持ちで視線を再び虹の橋へと戻した。 橋の対岸にあるのはさっきの話に出てきたシレスティアルだ。 「とにかく、まずはシレスティアルの協力を得ましょう。ゼロが後を継いではいたようですが、天竜がまだ健在な様子を見るとまだ兵士たちも残っている可能性が高い」 「まぁ復興はおまえの望む夢みたいだし、別に好きにしてくれていいけどな。でも、王宮はそのメーディってやつに一度襲撃されたんだろう? 場所を変えたほうがいいんじゃないのか」 「それはできません。ここが我々の国土、むやみに他国の領地を侵すようなことがあってはいけません。それにこの大樹は地竜族にとって大切な意味を持つ場所。地竜の末裔として、私はここを護る義務があるのです」 「ふぅん…。色々めんどくさいんだな」 振り返って大樹を見上げる。 かつての国は衰滅してしまったが、大樹は今でもなお枯槁せずにそびえ立っていた。 そして数日後、ケツァル王国は蘇った。 王宮は荒れ果てたままだったが、新ケツァル王のもとに天竜や兵たちが戻って来た。 王家の血はまだ絶えてはいない。ゆえに王国は潰えてはいない。 荒れた王宮は兵士たちの手によって修繕が開始され、中は慌しい様子だった。 そんな様子をラルガは嬉しそうに見つめる。 「ついに私の悲願が叶う。夢にまで見たバルハラの復活! …いえ、まだ気が早いですね。噂を聞いた民たちもいずれ戻ってくるでしょう。これは新たなはじまりです。これから国は復活してゆくのですから」 玉座の間は真っ先に修復され、玉座の前には新しい王の姿があった。 「さぁ、新国王様。これから私とともに、この国を以前のような……いいえ、前以上に素晴らしい国にしていこうではありませんか!」 実際はケツァルの次に王となったので2代目と呼ばれるべきだったが、王家の血筋を尊重して初代ケツァル王の孫にあたる新王はこう呼ばれた。 3代目ケツァル王、ウィルオン―― 「だから、俺は王なんてやらないって言ってんだろ!」 新王が咆える。 「まあまあ。それでは名前だけでも貸すということにして納得してください。もし私が王になったとして、兵たちや天竜がここまでついてきてくれたとは思えませんし……ふむ。やはりケツァルの血は偉大ですね」 「誰だよ、ケツァルの血が穢れたとか言ってたのは」 「それはそれ、これはこれです。あれは私の勘違いであって実際は穢れていなかったのですから問題はありません」 「誰だよ、その勘違いでケツァルの王子を殺して、俺の命まで狙ってきたやつは」 「それは私の罪です、当然ながら償わなければなりません……。だからこそ、こんどこそ私はこの国を、そしてケツァル王を守ると誓います! ウィルオン様、私を信じてください」 「信用できるか!」 「あと2代目のカサンドラ様も、あなたの母上ミヅチ様も実は死んではいませんよ。初代ケツァル様に倣って封印しただけですから。まぁ……解き方は知らないのですが、いつかは復活できるはずです。あ、そうだ。国が整ったら救出に向かいましょう。私がお供しますので」 「そんな後付け、ますます信用できるか!」 観客のない玉座の間で漫才を続ける竜たちのもとに紅い原種竜が現れた。 「ああ、ヴァイル。戻りましたか」 「良かったな、兄貴。国の復興が叶って。そちらが3代目のケツァル様か」 「ええ。おまえが協力してくれたおかげです」 「フェギオンとメロフィスの封石を見つけたが……国が蘇ったならもう不要か。ならばそろそろ教えてもらえないか。魔竜の封石を探したのはどういう意図があったからなんだ?」 ヴァイルと呼ばれた紅竜が訊く。 同じく初代ケツァル王に仕えた側近として反対されるだろうと予想して、ラルガは魔竜の力でウィルオンを倒そうとしていたことはヴァイルには伏せていた。 せっかく国が蘇って喜ばしいときに、わざわざ嫌疑の種を蒔くこともない。 そう考えて蒼竜はこう答えた。 「ああ、それは……ケツァル様の脅威だった魔竜の位置を正確に把握しておきたいと思いましてね! せっかく再興したのにそこを襲われては困る。それにリムリプスの封印が解けていたという噂でしたし」 「そうか、なるほど。既にそこまで考えていたとはさすがは兄貴だ」 称賛するヴァイルとは対称的に、ウィルオンは冷めた目でラルガを見つめた。 (誰だよ、魔竜を利用するとか考えてたやつは) 目がそう言っている。 「そうだ。兄貴、ムスペから火竜王が来ると連絡があった。もうすぐ到着するらしい」 「セルシウス様か。初代様と親交が深かった彼が来てくれるのはありがたい。きっとお力を貸してくださるでしょう」 「うむ。では、俺は兵たちの指揮を取らねばならんのでな。修理するどころか壊されてはかなわん」 用を伝えると紅竜はすぐに去っていった。 「あいつは?」とウィルオン。 「彼はヴァイル。私とともに初代様に仕えていた者です」 参謀としてケツァルを補佐したラルガ。一方でヴァイルは元帥として兵たちをまとめていた。 ヴァイルは炎のように紅い鱗を持つムスペ出身の火竜だ。ケツァル王が建国した際にセルシウスから遣わされた将で、ラルガよりも体格が大きく、魔法は苦手だが力は強い。 直接ラルガと血が繋がっているわけではなかったが、年上のラルガを兄のように慕っていた。 「まぁ、私の弟のようなものですよ」 しばらくしてヴァイルの言うように、ムスペから火竜王セルシウスが訪れた。 他にも空の各国の王や代表者たちが挨拶にやってきているようだった。 修復の追い付かない王宮のホールに客たちは集められた。 「これはこれは、ニヴルの氷の女王様。遠路遥々お越しいただき光栄です。ああ、姫様もご一緒でしたか。ご無沙汰しております。やや、こちらはアルヴ首長様。よくぞ、いらしてくれました。そして、あちらの使者は? なるほど、ニザヴェリルの。あちらは……ヨトゥン王様ですね。ああ、ありがとうございます」 ラルガは対応に忙しそうだった。 よくわからないが、とりあえず偉いさんばかりなんだろうな……とウィルオンはその様子を眺めていた。 「ウィルオン!?」 ふと聞き覚えのある声が聞こえた。 (俺にはこんな偉いやつらの知り合いなんていないはずだが?) そう思って振り向くとそこにいたのは、 「ナープ!」 「ウィルオンじゃないか! どうしてここに?」 「それはこっちの台詞だぞ」 2年ぶりの再会を喜ぶ一方で、なぜこんなところにナープがいるのだろうかと考えていると、 「無礼者! こちらは国王様であらせられるぞ。口を慎め」 近くにいた兵士がその間に割って入った。 「いや、いいんだ。俺の大事な友達なんだ」 「おまえが……王様だって!? どういうことなんだ」 「俺にもよくわからないよ…」 明らかにナープは驚いていた。 当然だ。久しぶりに再会した友達が急に王様になっていたら俺だって驚く。 「ふむ、そなたが3代目ケツァル殿か」 ナープの後ろから年老いた火竜が現れてウィルオンに声をかけた。 「あんたは?」 「私はセルシウス。ムスペで王をやっている」 「ああ、あんたが……いや、あなたがラルガの言ってた火竜王様ですか」 「左様。ケツァル王国の復興、心より祝意を申し上げる。貴殿には是非ともケツァル殿のように心広き王になっていただきたいものだ。我が国ムスペも必要とあれば助力を惜しまないつもりである」 「(シュクイってなんだ?) ああ、その…。当方も感謝の意を示し……ええと? まぁとにかく、ありがとうございます。ラルガも喜ぶだろうし…」 慣れない言葉遣いに戸惑うウィルオンにナープが訊いた。 「それより教えてほしい。なんでウィルオンが王様に?」 「ああ、それは――」 ナープの言葉に安心して答える。 「ティルが魔竜……リムリプス!?」 ナープの驚いた声が響く。 ウィルオンは地上であったことを説明した。 ケツァルの血のこと、ラルガのこと、そしてティルの正体。 一方でナープは空であったことを説明した。 火竜王セルシウスは天竜ゼロからの要請を受けて魔竜リムリプスの封印の協力を決意。 フロウとガルフの協力の下、先代天竜オーシャンの血を引く子どもたちナープ兄弟を集めてリムリプスを封印しようと考えているところだった。 召集に応じてやってきたのは今のところナープとサーフ、ついでにクリアがおまけでついてきた。マリン、リヴァーはまだ現れていない。 そんな状況でのケツァル王国再興の噂。 話を聞き付けたセルシウスはバルハラへ様子を見に出発。 サーフたっての希望もあってサーフ、クリア、そして上二名を不安に思ったナープを伴っての訪樹となったのだった。 なお、サーフとクリアは早速、修復の開始された王宮内を目を輝かせながら駆けまわっている。 「知らなかった。まさかリムリプスがティルだったなんて」 「封印するって……ティルをかよ!?」 「うむ。封印しなければならない」 セルシウスが重ねて言った。 「どうしてだよ」 「魔竜は危険だからだ」 「ティルはそんなやつじゃない」 「これは決まったことだ。そして初代ケツァル殿との約束でもある」 「そんな…」 ウィルオンは考えた。 その約束がケツァル王国とムスペとの間で交わされた約束なのだとしたら、それは簡単には手を出すことができない。なぜならそれは国家間の問題だからだ。 だが今は違う。 認めたくはないが、自分はケツァル王の血を引く者なのだ。そしてラルガはどうしてもウィルオンを王にしたがっている。 もし自分が王になれば、ただのウィルオンではない。ケツァル王のウィルオンとなる。 その発言力はまるで違う。相手がムスペ王であっても対等な立場で意見を言える。 このままではティルが封印されてしまうかもしれない。それはなんとしても防ぎたい。 もし自分が王になれば、ティルを救うことができるなら俺は―― 「なぁ、俺のじいさんとの約束なんだろ? だったら今は俺がこの国の王だ。だからそれはやめてくれ! ケツァル王国を代表してお願いする。頼む!!」 ムスペ王に頭を下げる。 しかしセルシウスは期待する答えをすぐに返してくれるわけでもなかった。 「ウィルオン殿。たしかに今やそなたはケツァル国の王かもしれぬ。だが初代ケツァル殿はそなたの祖父であるだけではなく私の友だった。これは国と国の約束というだけではない。私の友との約束なのだ。だからその頼みは聞くことはできぬ」 「でも初代ケツァルはもう…!」 「だからこそなのだ。私は亡き友のために、この約束を果たさなければならない。魔竜を監視するという約束をな。その魔竜が復活したというなら、再び封印しておくのが約束を守るということになるだろう」 「ま、待ってくれ。だったら俺はティルと友達だ。友達を封印しろというのか!?」 なおも食い下がるウィルオン。しかし、まるで手ごたえがない。 初代ケツァルがどんな存在だったのかは知らないが、セルシウスは約束を守らなければならないの一点張りだった。 そこに一頭の火竜がやってきた。どうやらムスペの者らしい。 火竜はセルシウスに報告する。 「火竜王様。天竜殿からの報告です。魔竜リムリプスを捕らえたとのこと。直にこちら、バルハラへと連行されてくるようです」 「「なんだって!?」」 セルシウスよりも先にナープとウィルオンが反応した。 魔竜リムリプスが……ティルが捕まってしまった! Chapter14 END 竜の涙15
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杖 杖スキル 杖 初期補正値 Int+15 Con+10 スキルレベル 使用可能職 0 グラディエーター、クルセイダー 1 メイジ 2 エンチャンター 3 クレリック、ソーサラー 4 - 5 ウォーロック 名前 装備Lv 攻撃力 スキル レシピ 属性 ドロップモンスター 精錬基点ユニーク カッパーロッド 1 43 1,2 グレイロッド 1 40 1,2,3,4,5 王墓の死闘(シェア限定)又は果て無き探求にて入手 一般 ガーネットロッド 2 43 1,2,3 カッパーロッド ガーネット 尖った骨 謎の液体 ボーンロッド 7 61 1,3,4 魔獣の皮 魔人の頭骨 魚人の鱗 尖った骨 古びた布 ジルコンロッド 12 78 1,2,3 ガーネットロッド ジルコン 強靭な骨 濁った体液 マイトワンド 17 101 1+,2,4 ボーンロッド 魔竜の大爪 魔竜の鱗 濁った体液 ねじれた角 ムーンロッド 22 124 1,2,3 マイトワンド トパーズ 雄々しい角 魚人の大鱗 ブラックマンバ エナジーロッド 27 155 1,2,5 魔人の妖骨×2 魔蠍の体液 魔界の黒布 獣人の甲皮 エルムロッド 魔人の妖骨 魔蠍の体液 魔界の黒布 獣人の甲皮 アークワンド 32 181 1,2,3 エナジーロッド アクアマリン 猛獣の皮 勇壮な角 ジオロッド 37 ムーンロッド 死徒の幻骨 未知の液体 竜人の骨 竜人の血×2 ユニーク テュルソス 7 63 1,2,3,4 ボーンロッド 巨獣の大角 呪われた布 不気味な体液 古びた布 テンペスタスロッド 17 105 1++,2,3,4 マイトワンド 巨獣の堅骨 魔竜の鮮血 ジルコン ねじれた角 風 バーニングロッド 27 161 1+,2++,3,5 エナジーロッド 魔蠍の体液 魔界の黒布 獣人の甲皮×2 火 ボルテックスロッド 37 229 1,2,3+,4 ジオロッド 死徒の幻骨 未知の液体 死霊の呪布 竜人の血×2 水 シェア専用 バトルスタッフ 8 66 2,3,4 カッパーロッド 守人の証 魔人の頭骨 不気味な体液 アイアン 謎の液体 グリダウォル 9 72 1,2,4,5 バトルスタッフ 守人の証 魔獣の大牙 魔人の翼 魔人の頭骨 謎の液体 エルムロッド 18 108 1,3,5 バトルスタッフ 聖徒の証 鳥獣の堅骨×2 巨獣の堅骨 ねじれた角 ガイアロッド 19 119 1+,2+,3,5 エルムロッド 聖徒の証 鳥獣の堅骨 聖なる布 魔獣の炎角 巨獣の堅骨 土 クエイクロッド 29 185 1+,2+,3,4,5 グレイロッド 英雄の証 魔人の妖骨 魔界の黒布 太古の堅角 土 杖スキル Lv 名前 Hit数 Hit Type 備考 1 ガードクラッシュ 1 吹き飛び 手軽に吹き飛ばせる。咄嗟に距離を取りたいときに使う。角に追いつめてのハメはまだ生きのこってる。 ティルトフォース 3 よろけ Int依存攻撃連続ヒットする気弾を突き出す。Int値によって攻撃力が変動する。アイコンがよろけに変更されたため、飛行にも使用できるようになった。 サイクロンアッパー 1 跳躍 風属性少し前進して跳躍する。ラグのせいか、ホストじゃないと繋がらない状況が多数あり。 2 インパクトブロウ 1 浮かし 武器を地面に叩きつけて衝撃波を起こし、モンスターを浮遊させる。 グラウンドサージ 2 浮かし 土属性杖で出せるアースフィッシャ(オフ版のアースフィッシャと類似)。土属性以外は基礎攻撃力の依存はティルトフォースと同じ。周囲に攻撃が出来るので後ろに敵がいようがお構いなしに繰り出せる。 スピンファイア 6? 回転 火属性ターンブロウ。 3 エナジーウェイブ 1 気絶 自分の周囲に気絶値の高い衝撃波を発生させる。 ハイドロバイト 3 叩きつけ 水属性トリプルフーガ。貴重な叩きつけソース。 4 スピンモウリング 15 回転 ターンブロウの回転回数を上げたような技。 5 シャインインパクト 前ダウン 見た目はティルトフォースとほとんど変わらないが、中身は超威力。アイコンは前ダウンだが実際はよろけ。魔法が効かない敵への切り札に。消費は8割程度?Strのみに依存?
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【回答の省略NG】 ・終わりのセラフ 名古屋決戦編 ⇒終わりのセラフ ★タイトルロゴに二期以降のサブタイトルがある ・カードキャプターさくら クリアカード編 ⇒カードキャプターさくら ★タイトルロゴに二期以降のサブタイトルがある ・get ready ~ in the blue sky ⇒get ready ★サントラでは、2曲を繋げて1トラックにしている。 ・こどものじかん ⇒こじか ★通称 ・Septem Charm まじかるカナン ⇒まじかるカナン ★TVのみ枕言葉が存在しない ・大空魔竜ガイキング ⇒ガイキング ★ガイキング Legend of Daiku-maryuがある ・ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園 未来編 ⇒ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園 ★タイトルロゴに未来編、絶望編、希望編がある ・ドルアーガの塔 the Sword of URUK ⇒ドルアーガの塔 ★タイトルロゴにthe Aegis of URUKがある ・美少女戦士セーラームーン ⇒セラムン ★通称 ・美少女戦士セーラームーンR ⇒セーラームーン ★タイトルロゴに二期以降のサブタイトルがある ・ローゼンメイデントロイメント ⇒ローゼンメイデン ★タイトルロゴに二期以降のサブタイトルがある
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eアイテム/素材 白紙のスクロール 魔力の粉 魔錬石 ファイアーエレメント アイスエレメント サンダーエレメント ファイアーオーブ アイスオーブ サンダーオーブ ホーリーオーブ ダークオーブ 砂鉄 鉄 アイアンインゴット 獣の皮 なめした皮 研磨布 木綿 コットンの生地 綿糸 小枝 木材 オリハルコン アダマンタイト 魔竜の宝玉 ファイアークリスタル アイスクリスタル サンダークリスタル ホーリークリスタル ダーククリスタル プレーンリング
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籠手に鉤爪状の刃が装着された武器。 甲部分に刃が取り付けられた物や、指先に爪のような刃が備えられた物など種類は様々。 武闘家を始めとした格闘術の使い手の他、忍者が暗器として所持している事も。 関連 ガントレット 籠手剣 オーガーフォラーム 土岩竜の爪 ドラゴンクロー 魔竜之顎 目次に戻る
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月夜の晩。 彼の持つ宝具が――父のヴァイオリンの音色が、また、彼を呼んだ。 敵がいるのは其処だ、と。 その音色が、彼に「戦え」と。 ……あるいは、闘争により、誰かを「守れ」と。 そう、伝えてくれた。 耳鳴りのようで、それは優しい音色でもあった。 父と母が二人で作りあげた、『戦いを喚ぶ紅薔薇の戦慄(ブラッディ・ローズ)』の音。 そして、彼の本能は、その音色に応えた。 この先で暴れる敵と相対せよ、と。 本能が、彼にそう叫んだ。 敵は、かつて自分が戦った敵たちのように、今、誰かを喰らっている。 人を喰らい、それを己の力として蓄えようとしている。 おそらくは、己と同じ、『サーヴァント』の一体に過ぎない。 相手が如何なる力を持つかは知らないが、彼は、マスターの指示もないまま、ただ其処に向かって駆けた。 一刻も早く、この呼び声に答えなければならない。 それが、従者である以前の、自分の本能なのだから。 そして――自分は、従者である以前に、王でもあるのだから。 ――寒空の下を駆ける。 『――いそげ、渡!』 「うん……!」 ――暗い路地裏を通り抜け、公園に急ぐ。 『もうすぐだ、あっちにいるぜぇっ!』 「――」 ――敵は、夜の小さな公園を根城にしているのだ。 「――――」 ――――そして、彼の寝泊まりしているマスターの邸より、少し離れたところで、彼には、ようやく、"視えた"。 「――――!!」 小さな公園――それは、団地の為に作られたごく小さな公園だった。 高層の共同住宅に隠れて、ひっそりとそこにいた彼らの姿は、他のサーヴァントには感知できなかったかもしれない。 「ひぃ……ぅぐ……」 うめき声。 既に丑の刻を過ぎた真夜中に、一風変わった景色が見えた。 眼前には、『キャスター』のクラスのサーヴァントが、己の儀式を始めている姿があった。 「ぁ……ぁぅ……」 洗脳によって集められた、団地の住民たちであった――。 丑の刻を過ぎた真夜中に、彼らが歩み出し、自発的に集合するわけがない。 その証拠に、人々は皆、寝間着のまま、眠気を伴う虚ろな瞳で現れていた。 一時、彼はそれが何なのかわからなかった。 「ぇひ……ぅ……」 もっと近づいて見た。 すると、そこでは笑いながら、――『キャスター』がNPCを順に喰らっている姿があった。 並んだNPCたちを頭から順に喰らい、そのNPCが持っていた魔力を自らの餌にしている。 もしかすると、この『キャスター』は、英霊となる前は怪物であったのかもしれない。 子供の血しぶきが、『キャスター』の前に並ぶ人々の前に、飛沫として降りかかっていた。 食いつくすと、次に並んでいた成人女性が洗脳で前に出て、頭から喰われた。 並ぶ人々に、またも、血液の雨が降り注いだ。 辛うじて、彼らに幸福なのは、その人間たちの意思も半分眠らされているという事だろう。 「……」 ――彼は、それを見て、息を呑んだ。 これが、宝具が自分を此処に促した理由なのだと。 そう悟った。 確かに辛い光景だが、今、人々の奏でる心の音楽が絶やされそうとしている。 それを止めなければならないのが、彼の使命だった。 「くっ……」 ――そして、同時に大きな怒りが湧きあがって来た。 目の前のサーヴァントに対しての、使命とは無関係の――もっと根源的な、底知れぬ怒りが……。 「……どうして、こんな事を……っ!」 彼がそう叫んだ時、『キャスター』は、NPCを喰らう手を止め、彼を見た。 当然ながら、『キャスター』も彼の来訪には、気づいたようであった。 夢中になりすぎて、他のサーヴァントの気配を探知し損ねたのか。 派手にやりすぎ、結果として他のサーヴァントに目をつけられた事には、少々の後悔もあったようだが、彼の姿を見た『キャスター』は些か冷静だった。 彼の魔力が、決して高くなく、その運用もあまり上手でないのに気づいたのかもしれない。 「おや。他のサーヴァントに感づかれましたか」 冷徹な瞳で、『キャスター』は言った。 怪物じみた醜い容姿でありながら、それの口調は紳士にも近かった。 「どうやら、その傍らの使い魔をお見受けした所、貴方も私と同じ『キャスター』のクラスのようですね」 「……」 「……如何でしょう? 貴方にも何体か、NPCを分けて差し上げましょう。 今は力を蓄える為、お互いを見逃し、お互いにNPCから魔力を吸収して、魔力を高める。 それが、『キャスター』である我々の間では、お互いにとって最も有効な策と思いますが――」 目の前のキャスターは、NPCの魔力を吸いつくし、自身の道具作成や陣地作成に役立てようとしているのだろう。 つまりは、彼自身は、ここにいるNPCたちを、ただの道具と扱っているわけだ。 ――いや、仮にそれが人間だったとしても同様に彼は、道具として喰らいつくすに相違ない。 人間を自分の餌にする――それが、彼のやり方のようだった。 「……!」 それに対する「彼」も、確かに、目の前の『キャスター』と同じ性質を持つ存在だった。 人間を喰らい、魔力を得る――それが戦術において重大であるのは、彼の持つ宝具と照らし合わせて考えれば、間違ってはいない。 それどころか、彼の同種は、人間の生命力を喰らって生きながらえている程なのだ。 しかし――やはり、違う。 たとえ、人を喰うのが本来の宿命であったとしても――彼の「解」は『キャスター』とは、異なっていた。 彼の使い魔が、彼より先に怒りを露わにする。 『ふざけんな! こんなに酷え事しやがって!』 「――――ああ。僕も……お前には、従わない!」 ちらりと、視えたのは、これからキャスターたちに喰われる為だけに、意思を殺して並ぶ人々の群れである。 洗脳されながらも虚ろなまま手を取り合う母と子、兄と妹、姉と弟。 キャスターの目の前には、母を食われて、虚ろな瞳のまま――ただ、血液を浴びながら立ちすくむ少年の姿。 だが、その本能は、そのNPCの子供を涙させていた。母を失った悲しみは、電脳存在や洗脳の意思を越えて、彼の瞳に一筋涙を光らせているのだろう。 疎らに並ぶ中でも、同じ家族が一塊に集まっているのは、もはや動物的本能と呼べる物に違いない。 互いが血脈で反応し合い、お互いを庇い合う。 それが、彼らに根付いている感情だと理解し――彼は、それを受け入れた。 結局のところ、NPCとは、利用に値する物とは限らない、普通に生活する人間の意思には違いないのだと。 それが、家族。 「たとえ、データの存在でも……この人たちには、家族の愛があるんだ……!」 ――何故、宝具は……あのヴァイオリンの音は、自分を呼んだのか。 それは、このデータ存在たちが奏でる、美しい音楽を守る為ではないか。 何より、あの宝具は、彼の父と母の祈りが込められた名器なのだから。 「何を言っているんですか? 彼らは生命を持たないNPCですよ?」 生命があるか否かは、彼には関係がなかった。 「お前のような奴には、聞こえないんだ……。 この人たちが奏でている、美しい音楽が――――!!」 ――刹那。 彼の使い魔が、彼の意思より先に動いた。 彼の呼び声を一早く感知したのかもしれない。 「――そして、それを止める事が、どんなに愚かな事なのか!!」 それは、これまで闇に隠れて見えなかったが、金色の蝙蝠の姿をしていた。 ――その名は、『キバットバットⅢ世』。 使い魔であると同時に、彼の持つ宝具の一つだった。 「――行くよ、キバット!!」 『おっしゃあッ……! キバっていくぜッ……!』 ガブッ――! 牙を立てて、『キバットバットⅢ世』は、彼の手に噛みついた。 瞬間、彼の美しい容貌に、ステンドグラス色の血が紋章として通っているのが見えた。 彼の腰に、血の色の鎖がベルトのように現出しており、彼は、『キバットバットⅢ世』を掴み取って、鎖ベルトのバックルに逆さに貼り付けた。 そして、彼は、怜悧な瞳で告げた。 「――変身」 ――――瞬間。 彼の外形を、パンプキン色の鎧が包んでいく。 まるで、ジャック・オ・ランタンのような異形は、彼の全身を余す事なく包み込み、その魔力を格段に上げた。 しかし、――驚くべきは、それでもまた、彼の魔力は封印された状態であるという事だ。 キバフォーム。 これは、まだ鎖に身を包み、真の力を解放しない姿であった。 これが、彼の"王族"たる証。 「――ッ!?」 そして、『キャスター』は、その様相に、何を敵に回したのかを悟った。 蝙蝠の使い魔はポピュラーだが、その使い方と、鎖に繋がれたその姿。 それは、まぎれもなく、ある有名な伝説に似通っていた。 恐れおののく『キャスター』は、言う。 「まさか……それが貴方の姿――よもや、貴方の真名は、『吸血鬼(ヴァンパイア)』――!」 吸血鬼族の皇帝(キング・オブ・ヴァンパイア)――通称、キバ。 それが、彼の纏う鎧の正体であった。 彼もまた、『キャスター』の明察した通り、同じ『魔術師』のクラスのサーヴァントであり、その正体は吸血鬼族の王だ。 そして、それと同時に人間との混血である「ダンピール」でもある。 しかし、厳密には彼ら"ファンガイア族"は、吸血鬼に近い存在でありながら、吸血鬼とは少しばかり呼び名が異なり、長い歴史の中にも人間との混血例は珍しかった故に、「ダンピール」のような呼称が無い。 あくまで、人間ともファンガイアとも呼べない、一見すると中途半端な「何か」が、彼だった。 この二つの種の混血は、確認されている限り、彼と、その後の「紅」の血族だけである。 そう、そして。 餌と狩人の二つの種族の間で揺れ動き、その共存を目指した最初の青年――それこそが、彼の真名『紅渡』であった。 かつて、この鎧を纏い、『仮面ライダーキバ』として、共存の為に戦った者である。 「――――はああああッッ!!!」 疾駆したキバは、右の拳で、『キャスター』の胸を突いた。 そして、そのまま乱打する。 キバと化した彼の拳が、『キャスター』の胸板の上で、何度となく跳ぜた。 ――想像以上のダメージ。 もはや、条件反射のように『キャスター』の口から、魔力を伴った血液が漏れ、飛び散った。 「ぐッ……!!」 無抵抗な『キャスター』に向けて、それが何度か続けられるに従い、魔力の影響を逃れたNPCたちがバタバタと倒れ始めた。 死んだのではなく、キャスターによる洗脳が解けた結果として、一時的に脳の構成機能が麻痺したのだろう。 それが彼らの身体のバランスを覆し、一度、眠りの中に陥らせた。 お陰で、彼や『キャスター』の戦いは、誰にも見られず、夜の闇に溶け込む事が出来る事になる。 洗脳が解けた以上、それを人質にされる事もない。 敵方の『キャスター』の戦闘能力は、クラスのステレオタイプに漏れず、身体的な能力は決して強くは無かった。――いや、たとえ強かったとしても、キバはそれを上回るだけの強さを誇る。 彼は、遂に両脚で立つ事も困難となり、キバのパンチを受けて倒れる。 「――貴方も、『吸血鬼』ならば、何故にッ! 何故に、人を喰らうこの私を、許さないのですか……!」 後は、自分の提示した契約を裂いた理由を訊くだけが、『キャスター』にに出来る唯一の反抗だった。 そもそも、キバの力が現状で『キャスター』を上回っている時点で、彼の提示した案は無意味である。 が、『キャスター』がそれに気づく事はないし、キバの持つ怒りが伝う事もなかった。 「――それが、王の判決だ」 王の手には、次の瞬間――『吸血鬼族の魔皇剣(ザンバッドソード)』が発現していた。 この宝具は、彼の吸血鬼族の皇帝(キング・オブ・ヴァンパイア)たる証でもある。 現在変身しているキバフォームでは、本来的な力を発揮できないものの、その刀身は『キャスター』の半身を引き裂くには充分効果的な硬度と魔皇力を持っていた。 彼は、それを力いっぱい、振るいあげた。 ――――結果。 「ぐああああああああああああああああーーーーーーーッッッ!!!!!」 まだ何か言いたげな『キャスター』の身体が真っ二つに引き裂かれ、遂に、その姿は爆発四散した。 無銘の霊となった『キャスター』の魔力は、空を惑い、不規則に泳ぎがら天上に昇ろうとする。 それは、通常、可視化されない物であったかもしれないが、キバだけには見えた。 すると、ある者を呼び出そうとした。 「来い……――」 キバは――渡は、多くの家族を引き裂いた『キャスター』を許さなかった。 たとえ、意思な魔力になったとしても。 そして、彼の耳に聞こえる、「音楽」を止めた『キャスター』には、王の判決が下されなければならなかった。 「――――『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』!!」 キバが呼ぶ――。 そして、キバットが茶色の笛を鳴らす。 夜の乾いた空気に、笛の音が響き、それを竜は訊き届けた。 ……すると、どこからか、巨大な竜の羽音が鳴り響いた。 夜の街の上空で、誰も感知できない一体の竜が飛んでいる――。 名は、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』。 キバが従える宝具の一つであり、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』は、彼が滅したサーヴァントの魂を喰らうのである。 直後には、空中を浮遊していた『キャスター』の魔力は、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』の口の中に納まり、その姿を消した。 あの『キャスター』は、これまでに多くの人間の魔力を吸っている。彼に喰われた者たちの魂もまた、そこに込められているのだろう。 それを踏まえると、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』が喰らいつくした事には、些かの抵抗もある。 しかし、それが彼のこれからの戦いには必要だった。 すぐに、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』は去って行き、そんな怪獣がここにいた事を誰からも忘れさせた。 キバは、それからすぐに、近くを見た。 「……」 ――母を、目の前で喰われた少年。 夜風の下で眠りにつく彼の母たる女も、今、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』が食ったエネルギーの一部を作り上げている。 それが後ろめたくもある。 「――ごめん」 キバは、彼に寄り、血に穢れた額を撫ぜながら、そう釈明した。 その声は、眠りに陥る少年には届かないであろうし、もし目覚めていたとしても彼がなぜ頭を下げているのかさえ解さないだろう。 しかし、渡は謝らずにはいられなかった。 目の前に現れた『キャスター』なる怪物にむざむざと彼の家族を殺させてしまった事も。 渡自身が、彼の母の魔力を餌にする形になってしまった事も。 「でも、君の父さんの力は、無駄にはしない……」 キバは彼の額から、翳すように、手を突き放した。 今、彼が『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』を通して得る事が出来た僅かな魔力で、彼らの記憶を消し、そこに流れた血を浄化しようとしているのだ。 魔力の上手な運用は、彼には出来ない――王でありながら、普通の人間の血が彼を邪魔しているからだ。 キャスターのクラスは、潜在的な魔力の高さと、彼の下にある従者や宝具の多さが故でもあるのだ。――決して、他のキャスターたちのように、魔術の運用までを得意としているわけではない。 だが、彼のスキル『皇帝特権』のランクは、この時、一時的に上昇し、それが魔力を行使させた。 すると、彼らが浴びた血は一斉に穢れを落とし、ただここで集まって「何故か」眠っていた事実だけが、彼らには残る結果になった。 結果、『キャスター』を倒す事で貯蓄した魔力は、その殆どを使い果たし、元の渡の魔力とさして変わらない状態にまで戻してしまう。 あの『キャスター』が持っていた力は弱すぎたのだろう。 変身が自動的に解けた。 『おい、急ぐぞ、……渡! マスターに大目玉喰らっちまう!』 「……! うん!」 そこにあったのは、やはり、紅渡というふつうの美男の姿だった。 彼は、それから、また急いで、自らのマスターの下に帰っていった。 何度か振り返りながら、倒れるNPCたちに心で囁く。 ――――がんばれ、と。 ◆ 「随分と遅いお帰りですわね、キャスター」 マスターの邸宅。 薄い生地の寝間着を纏った、長い髪の女性。 ――彼女も普段は、目立つゴシック・ロリータ服を着ているが、流石に寝る時までは着ないのだろう。 『げげっ、マスター……!』 彼女こそが、キャスター――紅渡のマスターである、月読ジゼルであった。 年齢は、二十歳。職業は詩人であり、その収入だけで暮らしている。 彼女の住まうこの薔薇十字館なる豪邸は、彼女の父が遺した物らしかった。 まるでホテルのように無数の部屋があり、彼女一人で住まうには広すぎる気がするが、それには些か事情がある。 元々、彼女の父は、彼女が幼い頃から姿をくらましており、各地に残る奇妙な館だけがその痕跡となっているのだ。 この薔薇十字館もその一つに過ぎず、自然と彼女の相続する土地の一つとなっていたらしい。彼女も相続するまでこんな土地は知らなかった。 第一、気味が悪い場所であった。 この薔薇十字館で暮らすのは、彼女にとってもこの聖杯戦争が初めてである。 そして、彼女には、行方不明の父と、亡くなった母と、指名手配犯の兄以外に家族がなく、結果的にこんなに広々とした空間で過ごす事になっているのだ。 彼女の願いは、二年前に焼き殺された母を死の世界から救う事であり、キャスターにもその悲願は充分に理解できる物だった。 故に、彼女と契約を結ぶ事にも躊躇はなかった。 ……少々、性格が手厳しく、また、奇妙な痛々しさがあるというのが、欠点だが。 「一体全体、こんな時間にどうしたのですか? キャスター」 「……起きてたんだ、マスター」 「ええ。貴方が出かける音を聞いて」 そう言うジゼルの言葉には、茨のような棘が感じられた。 心なしか、些か不機嫌な顔付にも見える。 それを察して、『キバットバットⅢ世』が横槍を入れた。 『おい、ちょっと待ってくれよ、渡は――』 キャスターの事を庇おうというのだろう。 彼も、実のところ、キャスターの従者の一人と分類されて良い存在である。 サーヴァントという立場を通り越し、元が一人の王であった紅渡は、使い魔たちの信頼も既に勝ち取っていたのである。 それこそ、渡とジゼルという初対面の二人の比ではない。 初めはお互い、疑心を持ち合うのがマスターとサーヴァントの関係の常だ。時代や思想の違いが生じ、息の合う者の方が少ないのだ。 が、『キバットバットⅢ世』の心配とは裏腹に、ジゼルは言う程、サーヴァントを責めたてはしなかった。 「――キバットさん、囀らなくとも結構。別に、キャスターを咎める気はありませんわ。 ……それより、この夜に相応しい、美しい詩が完成しましたから、聞いてください」 そう言うと、ジゼルは、唐突に、詩を詠み始める。 「ああ、紅の血よ! 紅の血を分けた吸血鬼よ! 今宵も、薔薇のような美しい棘と、その身を守る固い鎧で、主に迫る悪魔たちを倒しておくれ……。 聖杯の齎す美酒で、私の心の亡母に、冥府に囚われた私の姫に、ひと肌のぬくもりを取り戻しておくれ……!!」 ……。 呆然とするキャスターと『キバットバットⅢ世』であった。 本職の詩人であるとはいえ、彼女の紡ぐ言葉は、独特の世界観に包まれている。 なんだかむず痒いというか、見てて痛々しい気分に攫われる。 何度かこうした事があったが、その度に彼らは呆然と立ちすくんだ。 そんな空気を察する事もなく、ジゼルは言う。 「――あなたへの詩です、キャスター」 キャスターは、ジゼルの目を見た。 彼女は、怜悧な瞳で言う。 「確かに勝手な行動ではあるようですが、私たちにとって厄介な敵を未然に殲滅した事には変わりません」 「見てたんですか……マスター」 「いいえ。私は何も。しかし、貴方がこうして無傷で帰って来た事と、キャッスルドランが動いた事とが何よりの証拠です」 確かに、夜一人で駆けだすように抜け出し、無傷で帰還したという事から、キャスターが戦いに出て、勝利したのだという事が伺えた。 それというのも、薔薇十字館のキャスターの部屋に設置されたヴァイオリン型の宝具『戦いを喚ぶ紅薔薇の戦慄(ブラッディ・ローズ)』の特性と照らし合わせれば簡単である。 それは、キャスターの奥底に眠る魔皇力が感知する、「魔力を伴った敵」の存在を伝えてくれる。 彼らが暴れ出した時、キャスターはそれに反応して、いつも、鳴りやまぬ音を消し去るようにして駆けだしていく。 今夜もそうだったのだ。 更には、薔薇十字館に擬態している『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』が動き出したというのだから、既にキャスターに言い逃れの道はない。 故に、敵を殲滅した事までジゼルは予測した。 ただ、詳細な経過はわからないし、こんな時間に寝起きで彼を追う気にはなれなかったのだろう。 「……簡単に事情を説明してもらえるかしら?」 ジゼルが言うと、キャスターは応えた。 「――敵のクラスは僕と同じキャスターでした。真名はわからないままです。 ただ、マスターの言う通り、もう殲滅しました」 「では、もう一つ。敵は、一体、何故その敵は、こんな時間に暴れるようとしたたの……?」 「……それは……」 そう言うと、キャスターはどもった。 気弱な彼は、その経過を口にするのを憚ったのだ。 代わりに、『キバットバットⅢ世』がそれをジゼルに伝えた。 『――奴は、洗脳した人間の魔力を肉ごと喰って、自分の力にしてたのさ! 半分楽しみながらな――! まったく、とんでもない野郎だぜ!』 怒張の混じった『キバットバットⅢ世』の言葉を聞き、ジゼルの中で何かが震えた。 聖杯戦争のマスターは、NPC以上に、そうしてマスターたちに狙われるリスクが高い。 それも覚悟の上だが、それを痛烈に実感するのは、いつも被害者が出た時だった。 今日、彼らが見て来た光景を想像し、ジゼルは恐れも抱いた。 それから、キャスターも、弱弱しい唇が、震わしたまま、続きをジゼルに告げた。 「ええ……。小さな子供や、家族を遺して死んだ人もいました……」 「……」 ジゼルは、その言葉を聞いた時、何かを思ったように、言葉を飲み込んだ。 彼女もまた、家族という言葉には敏感に反応する。 彼女が戦う理由であり、二年前、彼女から全てを奪ったもの。――その時の心の傷がまだ残っている証だった。 キャスターが、報告を続けた。 「……それが、今日僕が戦った敵の全てです。 あとは、いつも通り、キバの力で倒して、彼の魔力は『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』が喰らいました」 「巻き込まれた人間の記憶は?」 「大丈夫、消しました。……代わりに、食らった魔力がなくなりましたけど」 それが全てだった。 他に報告すべき事はない。 それに、敵の殲滅まで報告した以上、もはやこれより訊く必要はなかった。 情報としては無意味で、あくまでキャスターが夜中にマスターを離れて、一時単独行動をした事情として訊き届けたかったのだろう。 「――わかりました。それならばこれ以上何かを言うつもりはありません」 「……」 「次からは、たとえ夜でも私を起こしてください。無断で出かけない事。 貴方は、私を守る騎士でもあるのだから……私を一人にすべきではありません」 「……はい。……わかりました」 それだけ聞くと、ジゼルはつんとした表情で立ち去ろうとした。 が、突如、足を止め、キャスターたちの方を見ないまま、一言告げた。 「――そうだ、キャスター。薔薇風呂を沸かして入りなさい。 貴方も、薔薇のアロマで今夜の戦いの疲れを癒し、次の一日に備えると良いわ」 そう言って、また彼女は部屋に戻ろうとする。 一瞬、彼女が何を言っているのかわからなかった。 今日の夜入った薔薇風呂。 キャスターと『キバットバットⅢ世』は、風呂で疲れを癒すのがとにかく好きだった。 この館には、大きな風呂があり、今日も休む前にそれで疲れを取っていたくらいである。 しかして、マスターがわざわざ、こんな時間に風呂を沸かすのを許すような労いを見せたのは、主従関係を結んでから、今日が初めてだった。 彼女も少しずつキャスターの性格を理解し始めているという事なのだろうか。 キャスターは、少しきょとんとしてから、再び眠りに就こうとするジゼルの後ろ姿を見ながら、小さな声で言った。 「……ありがとう、マスター」 『よっしゃ~♪ 渡~! 風呂だ風呂だ~♪』 【CLASS】 キャスター 【真名】 紅渡@仮面ライダーキバ 【パラメーター】 基本 筋力E+ 耐久E 敏捷D 魔力D 幸運D 宝具EX キバフォーム 筋力B 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具EX 【属性】 中庸・善 【クラススキル】 陣地作成:- 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げるスキル。 紅渡は、このスキルが失わてている代わりに、王が引き継ぐ『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』の宝具を持つ。 道具作成:D 魔力を帯びた器具を作成する為のスキル。 紅渡は、魔皇力を込めたヴァイオリンを作る事のみに長けている。 製作工程は一般的な高級ヴァイオリンと相違ないが、その最終工程で彼の魔皇力が無意識に込められる。 これ以外に必要な道具の多くは、基本的には父や先代の王が集めた物であり、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』に保管されている。 【保有スキル】 魔皇力:B/2(ハーフB) 魔術に代えて紅渡が持つ、"ファンガイア"の力。 常時は人間の血を交えている為に、通常のファンガイアよりもその影響が希薄である。 キャスターでありながら魔術の式を解さず、ただ魔皇力を内に秘めているだけの渡には、戦闘力としてしか認識されない。 尚、このスキルは、宝具『キバットバットⅢ世』の力で一時的にランクを高める事が出来る。 ファンガイア族:A/2(ハーフA) 吸血鬼に近い性質を持つ、彼の出身種族。 その種の王の資格を持ち、彼らを裁く権利を有するが、父親が人間である為、ファンガイアとしての第二の姿を有さない。 彼の場合、このスキルの恩恵として、ファンガイアの血が無ければ出来ないような行動(『キバットバットⅢ世』のノーリスクでの運用など)が可能である。 皇帝特権:E 本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。 ただし、渡の性格上、特殊な状況下で精神に変化が起こらない限り、このスキルは発動できない。 仮に渡がこのスキルを自覚した場合、そのランクは、B~EX相当まで飛躍的に上昇し、あらゆるスキルの使用を許す事になるだろう。 主に、「騎乗」、「剣技」などのスキルがこれによって付加され、生前もそうした技能を駆使している。 【宝具】 『キバットバットⅢ世』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 人間の腕を噛む事で、魔皇力を高める『キバの鎧』を対象の外形に纏わせる力を持つ使い魔。 キバット族の名門・キバットバット家の三代目であり、ファンガイアの王が選ぶと同時に彼らも王を選び、契約と共に使役される。 とはいえ、普段は感情豊かで口うるさく喋り、渡とは主従を越えた友人関係にある。 彼もキャスターと共にこの世に現出し、便宜上は使い魔と同様の扱いを受けているが、実際には紅渡以上の魔力を持ち合わせており、キャスター適性の低い渡の魔力を補佐する役割を持つ宝具である。 渡以外の人間も同様に、『キバットバットⅢ世』が"噛む"事によって『キバの鎧』を纏う事が出来るが、素質のない者では『キバットバットⅢ世』の放つ魔力エナジーに耐える事が出来ず、大抵の人間は数回変身すれば死んでしまう。 更に、仮に適正があったとしても、「エンペラーフォーム」と呼ばれる鎧の真の力を発揮した場合、エネルギーに耐えられる者の方が希少というレベルで、一度変身しただけで多くは死亡する。 この宝具を奪って変身するのは容易いが、高い資質が無ければ、リスクにしかならないのである。 『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』 ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 紅渡たちファンガイアの王の有する"生きた城"。 その正体は、かつての王がドラン族の最強個体である"グレートワイバーン"を捕獲して、城として改造した物である。 普段は薔薇十字館(マスターの所有地)の一部に擬態している為、常人に視る事は出来ない。しかし、キャスターが召喚した"月"の光の下でその真の姿を現す。 内部には幾つかの道具・宝具を保管しており、この聖杯戦争における『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』の役割は、実質的にはギルガメッシュ伝説の『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』と同様の宝物庫である。 尚、これに保管されている宝具の中には、渡に従属し、運命を共にした四体の幽閉されしモンスター(ガルル、バッシャー、ドッガ、タツロット)が含まれている。 渡の有事には、貯蓄した魔力と引き換えに『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』から宝具を呼び出す事が出来るのである。 ただし、よりランクの高い宝具を呼び起こす際には、相当多くの魔力や生命力がこの宝具に貯蔵されていなければならないという欠点がある。 その為、他の主従との戦闘行為に勝利する、もしくは、NPCの魔力を吸収する等の方法で、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』の力を高めなければ上位宝具タツロットなどは呼び出す事すら出来ない。 『吸血鬼族の魔皇剣(ザンバッドソード)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 多くの宝具を有し、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』に保管したとされる紅渡の最も代表的な武具(これ以外にも多くの宝具がある)。 この世に存在する最も強力な剣だと言われている。これこそが彼の皇帝たる証であり、巨大な魔皇石の結晶から削りとったという逸話も残されている。 元々がライフエナジーを持つものに対して過剰に反応し、それを「喰いにいく」性質を持つ「命吸う妖剣」である。 その為、使用者の意志が足りなければこの剣に乗っ取られ、無差別に敵を見つけ出し、命を吸い取ろうと暴走するリスクを負う事となる。 このリスクは、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』に幽閉されたモンスターたちの生み出す幻影生物"ザンバットバット"により軽減する事が出来る。 また、この剣は、彼の「王の証」として、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』を介さず、渡の意思だけで発現できる事が可能である。 ファンガイア戦争時の伝説では、真の姿たる「エンペラーフォーム」を解放しなければ扱えない武器であったが、その戦争の後には、エンペラーフォームを解放する事なく使用したという記録もある。 その逸話に基づき、現在の渡も、少なくとも『キバットバットⅢ世』によって『キバの鎧』を纏ってさえいれば、この剣を暴走する事なく扱う事が可能。それさえ纏わなければ、まともに扱う事は困難である。 また、その真の力を解放し、多くの敵を葬った美技を発動するには、「エンペラーフォーム」の解放が必須条件となる。 『闘争を喚ぶ紅薔薇の戦慄(ブラッディ・ローズ)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:その音の届く限り 最大捕捉:その音の届く限り 渡の父・紅音也と渡の母・真夜が共同して作り上げたバイオリン。 微弱の魔力と、強い祈りが込められており、この音は、渡に使命を伝え、強い魔力を持った敵の発生に呼応する。 渡の魔皇力で感知できる場所で、高い魔力を持つ者が魔術を行使して大規模に暴れ出したとするのなら、この宝具が必ず渡に敵の発生を伝えるだろう。 この宝具も、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』を介さず、渡の意思だけで発現できる事が可能である。 【weapon】 『キバットバットⅢ世』 『戦いを喚ぶ紅薔薇の戦慄(ブラッディ・ローズ)』 【人物背景】 仮面ライダーキバに変身する青年。職業はヴァイオリン職人である。 父も同じくヴァイオリン職人。人間の父・紅音也と、ファンガイア族のクイーン・真夜とのハーフであり、両種の特性を持つ。 ファンガイアの特性としては、美男美女であり、ある時から外見の成長が止まり、若さを保ち続ける事が挙げられ、彼もその例外ではない。 ただし、ファンガイアとしての体を持たず、外見は誰が見ても普通の人間の若者である。 性格は、内向的で口下手。純粋で優しい子供のような性格で、それ故、後ろ向きでもあり、度々悩み事をする。 だが、それも仲間たちとの戦いの中で克服し、後には異父兄の登太牙と共に、王の資格を持つ者としてキバの鎧で最後まで戦い続けた。 伝説では、ファンガイア、ネガタロス軍団(仮)、ネオファンガイア、レジェンドルガ、世界の破壊者など、あらゆる存在と戦った記録があらゆる世界で残っている。 しかし、現世に英霊として顕現した際に、ファンガイア以外との戦闘は彼の中で忘却されており、実質的に今の彼に残るのはファンガイアやそれに近い種との戦いのみとなった。 【サーヴァントとしての願い】 かつての戦いで死んだ人間とファンガイアの魂を救済する事。 それと同時に、この聖杯戦争の中においても、誰かの奏でる音楽を守り続ける事が彼の願いである。 【基本戦術、方針、運用法】 強力な宝具を幾つも持ち、変身時の戦闘能力も格段に高いが、その反面、キャスターの絶対条件である魔力の扱いが少し苦手(所持している魔術回路は多いが、人間の血も濃い為に扱えないのである)。 また、生身での戦闘力もこれまたせいぜいアスリート並で、キバの鎧を纏って白兵戦を行う事が能力の前提にある。 とはいえ、他と比べて低いパラメータの代替として幾つもの宝具(記載されていない物を含む)を持っており、これが彼の能力を補っている。効率よく戦闘にするには、宝具を駆使するのが良いだろう。 ただし、これは、『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』に貯蓄された「倒した敵の魔力」に応じて運用が可能になる為、キバに変身して戦闘を続ける必要がある。 これもキャスター自身は、罪のない相手はNPCを含め積極的に喰うつもりはない為、その方法は「サーヴァントを倒す」事に限られる。出来る限り、強い敵と交戦して勝利し、真の力を発揮できるまで魔力を貯蓄していくのがベストな戦法だが、やはり方法的にはリスクが高い面がある。 早い段階で倒せるサーヴァントは倒して上手く『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』に敵の魔力を貯蓄すれば、聖杯戦争終盤でエンペラーフォームや飛翔態を使って、ほとんど引けを取らない戦闘も出来るだろうが、逆にそれが出来ないと、一般NPCを巻き込まない限り手詰まりになるかもしれない。 また、更なる欠点として、『キバットバットⅢ世』を奪われた場合、彼の戦力が格段に落ちてしまう事も挙げられる。 無理矢理捕まえて変身すれば、誰でも変身できてしまう性質を利用されれば、勝率は著しく下がってしまうだろう(常人ならば不可能であるが、相手がサーヴァントならばリスクが充分に有りうる)。 【マスター】 月読ジゼル@金田一少年の事件簿 薔薇十字館殺人事件 【マスターとしての願い】 ホテル火災により喪われた母の救済。 【weapon】 なし 【能力・技能】 詩人として活躍する優れたポエムの才能。 人間の体を杭で撃ちつけ、貫通して床まで叩きつける女性離れした腕力(その後、その杭を軸にして部屋のカーペットを糸で引っ張って回転させているので、超人的な筋力の持ち主と思われる)。 館を一つ吹き飛ばす爆弾や毒薔薇を調達する行動力。 薔薇やギリシャ神話などに詳しい博識ぶりは高遠に評価された。 また、今回の登場人物ほぼ全員が有名な指名手配犯の顔を見ても気づかないのに対し、彼女だけは一目見て高遠だと気づいたので、ニュースや時事も人並みにわかるはず。 【人物背景】 「金田一少年の事件簿」の「薔薇十字館殺人事件」の犯人・ローゼンクロイツの正体。 20歳。職業は詩人。巨乳。「月読ジゼル」は本名ではなくペンネームらしく、本名は美咲ジゼル。 どんな状況下でもポエムを言う、所謂「痛い子」で、通常はこの手の推理漫画においてはミスリードに使われそうなヘンテコ人間である。 彼女は、2年前、ローズグランドホテルの火災で母親・美咲蓮花を喪った。 しかし、実はそのローズグランドホテル火災は、母の開発した「青い薔薇」を盗む為に五人の人間が母を殺し、証拠を隠滅する為に火を放った凶悪事件による物だった。 彼女は、母が最期に遺した五つの薔薇を手がかりにして、「薔薇の名前を持つ人間」をホテルの宿泊客の中からピックアップ。 五つの薔薇の内、四つは燃えてしまったが、彼女は唯一遺った「皇翔」の薔薇の名を持つ、皇翔(すめらぎ しょう)を殺害した。 その後、ビル火災に巻き込まれた「薔薇の名前を持つ人間」たちを集め、母の仇を特定して殺そうと試みる。 そして、彼女がこの聖杯戦争に呼ばれたのはその直後の話である。 また、実は彼女には、生き別れた異父兄がいる。 その名は、高遠遙一。「地獄の傀儡師」を名乗って連続殺人事件を演じ、多くの殺人事件を考案し教唆した指名手配犯であると言う。彼女がそれに気づいたのは、ごく最近。 当初は、皇を殺した事に強い嫌悪感や罪悪感に苛まれたが、「地獄の傀儡師」が自分の兄だと知ったジゼルは、その血脈を信じて、「殺人への自信」を得た。 とはいえ、やはり快楽的に殺人を行う兄とは性格が根本的に異なり、彼女のターゲットは、母の仇に限られている。殺人に対してはむしろ嫌悪を抱く心の方が大きいようだ。 【方針】 他のサーヴァントたちを撃退し、聖杯を手にする。今の彼女は復讐ではなく、母を取り戻す事を優先に考えている。 その上で無関係な人間を倒す事もやむを得ないが、出来得る限り無意味な犠牲を出すつもりはない。 【備考】 都内に「薔薇十字館」という豪邸を構えています。 また、薔薇十字館の一部分は、キャスターの宝具『月下に目覚めし魔竜の城(キャッスルドラン)』が擬態しています。 候補作投下順 Back STEEEL!!!!! Next 矢澤にこ&バーサーカー
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カードリスト ブースターパック 第1弾ブースター 『地球 異世界連合軍結成!』 -ハイレアリティパック 『地球 異世界連合軍結成!』 第2弾ブースター 『邪神襲来』 -ハイレアリティパック 『邪神襲来』 スターターデッキ スターターデッキ 『妖怪 巨大ロボ』 スターターデッキ 『魔竜召喚』 スターターデッキ 『竜王と共に』 スターターデッキ 『NYゾンビ事変』 プロモーションカード プロモーションカード一覧
https://w.atwiki.jp/we2008/pages/68.html
チュニジア チュニジアチュニジア代表 クラシック選手 マスターリーグ専用架空新人選手 クラブチーム チュニジア代表 ポジション 選手名 リネーム 年齢 所属 GK ブフニエル アリ・ブムニジェル 41 CB バレメ カリム・ハグイ 23 CB ジャイニー ラディ・ジャイディ 32 SB ジャンヌ ダヴィド・ジェマリ 32 CB ベッカ ウィッセム・ベクリ 23 DMF ナルニ メディ・ナフティ 28 CMF ナウリ ハメド・ナムシ 23 OMF ジェルグ イッサム・ジョマァ 23 OMF シロミ アデル・シェドリ 31 ST ベイ サルゴ チャウキ・ベン・サアダ 23 CF ダギ ネメトス フランシルード・ドス・サントス 28 GK カラウニ ハムディ・カスラウイ 24 GK ネゴラ アデル・ネフジ 33 CB ハル マメール アミル・ハジィ・マサード 26 CB ズラニ カメル・ザイム 30 SB ブーディ アニス・ブーサイディ 26 DMF ムワニ ジャハワル・ムナリ 31 DMF レガトワ フシネ・レグエド 24 DMF ザルトン カメル・ザイエム 24 CMF カール ナズレ カリム・ナフティ 26 CF チルネ ヤシヌ・チハウィ 21 CF ジルコ タレク・ジエディ 28 CF ジズーニ アリ・ジトゥーニ 26 クラシック選手 ポジション 選手名 リネーム 年齢 所属 出現条件 SB ハテン トラヘルシ 30 マスターリーグ専用架空新人選手 ポジション 選手名 年齢 CF モクラニ 20 クラブチーム CMFシャケル22チュニジアロコモティフ・モスクワ CFドス サントス28チュニジアトゥールーズ CFゲマムディア25チュニジアストラスブール CMFナムシ23チュニジアロリアン OMFジョマァ23チュニジアカーン SBジェマリ32チュニジアボルドー DMFナフティ28チュニジアバルグミンダム CBジャイディ32チュニジアバルグミンダム